日本消化器病学会雑誌
Online ISSN : 1349-7693
Print ISSN : 0446-6586
ステロイドが著効したシェーグレン症候群をともなう限局性膵炎の1例
桜井 万弓林 勝男根本 聴山内 学
著者情報
ジャーナル フリー

2000 年 97 巻 8 号 p. 1053-1056

詳細
抄録

閉塞性黄疸にて発症し,減黄術にて経過観察中にシェーグレン症候群の合併が明らかになった限局性膵炎を経験した.ステロイド投与にて膵頭部腫瘤の縮小を認めたため,自己免疫機構による限局性腫瘤と思われた.ステロイドが著効した自己免疫膵炎としての限局性膵炎の報告は少なく,まれな症例と思われたので報告する.

著者関連情報
© 財団法人 日本消化器病学会
前の記事 次の記事
feedback
Top