過食発作を契機に発症した上腸間膜動脈性十二指腸狭窄の1例

和田 かおり; 城谷 昌彦; 岡本 朋子; 橋本 晃; 猪熊 哲朗; 上尾 太郎; 柴峠 光成; 井谷 智尚; 三村 純; 小森 英司; 藤堂 彰男

doi:10.11405/nisshoshi1964.99.1231

和田かおり, 城谷昌彦, 岡本朋子, 橋本晃, 猪熊哲朗, 上尾太郎, 柴峠光成, 井谷智尚, 三村純, 小森英司, 藤堂彰男

著者情報

和田かおり
兵庫県立塚口病院消化器科
城谷昌彦
兵庫県立塚口病院消化器科
岡本朋子
兵庫県立塚口病院消化器科
橋本晃
兵庫県立塚口病院消化器科
猪熊哲朗
西神戸医療センター消化器内科
上尾太郎
西神戸医療センター消化器内科
柴峠光成
西神戸医療センター消化器内科
井谷智尚
西神戸医療センター消化器内科
三村純
西神戸医療センター消化器内科
小森英司
西神戸医療センター消化器内科
藤堂彰男
有馬温泉病院内科

キーワード: 上腸間膜動脈性十二指腸狭窄, 急性胃拡張, 神経性食思不振症

ジャーナルフリー

2002 年 99 巻 10 号 p. 1231-1235

DOI https://doi.org/10.11405/nisshoshi1964.99.1231

詳細

抄録

症例は23歳女性. 神経性食思不振症にて神経科通院中. 過食発作後, 嘔気, 心窩部痛が出現し来院した. 腹部超音波検査で胃から十二指腸下行脚にかけて著明な拡張があり, 上腸間膜動脈性十二指腸狭窄疑いで入院. MRアンギオでは大動脈と上腸間膜動脈とのなす角度の狭小化を認めた. 治療は保存的治療のみで軽快した. 過食発作を契機とした上腸間膜動脈性十二指腸狭窄の1例を報告する.

責任著者(Corresponding author)

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