日本消化器病学会雑誌
Online ISSN : 1349-7693
Print ISSN : 0446-6586
肝幹細胞と再生医学
肝再生医療の展望
立野 知世吉里 勝利
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2002 年 99 巻 12 号 p. 1428-1435

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抄録

既に,肝細胞移植による障害肝の治療効果が示されている.肝細胞移植は肝臓の再生医療として期待されている.肝細胞移植の問題点は,肝臓移植のためのドナー肝の不足と同様に,移植肝細胞の不足が挙げられる.移植肝細胞の候補としては,胎児肝細胞,肝実質細胞,肝上皮細胞,oval cell,小型肝細胞が考えられる.また,最近の幹細胞研究の進展により,他の臓器の幹細胞や,骨髄細胞やES細胞から分化させた肝細胞などの可能性も出てきた.今後,肝臓の再生医療にどの細胞が適しているかを見極める必要がある.

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