日本消化器病学会雑誌
Online ISSN : 1349-7693
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胃排出速度の指標としての血清アセトアミノフェン濃度45分値の妥当性:薬物動態理論に基づいた検討
佐仲 雅樹久山 泰小原 正幸山本 貴嗣石井 太郎斉藤 正樹服部 研吾安食 元滝川 一
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2002 年 99 巻 12 号 p. 1443-1449

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抄録

薬物動態理論に基づいたシミュレーションの結果,血清アセトアミノフェン(APAP)濃度45分値(C45)は定性的な胃排出遅延の検出には利用できるが,胃排出亢進の評価には不適当であることが示唆された.さらに,C45の薬物動態学的特性から,以下のような胃排出遅延の診断基準が導かれた:20mg/kgのAPAPを200kcal/200mlの液体食に混ぜて投与した場合,(1)C45>5.0μg/mlでは胃排出遅延は否定,(2)2.0~5.0μg/mlでは判定保留,(3)C45<2.0μg/mlでは胃排出遅延は確定.

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