日本消化器病学会雑誌
Online ISSN : 1349-7693
Print ISSN : 0446-6586
側副血行路閉塞術後に大脳基底核MRI高信号が改善した肝性脳症の1例
水田 由紀子伊集院 裕康小野 尚文宮本 安尚於保 和彦神代 龍吉豊永 純佐田 通夫中島 収長田 英輔
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キーワード: 頭部MRI, 肝性脳症
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2002 年 99 巻 12 号 p. 1487-1492

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抄録

症例は75歳男性.腹部超音波検査で肝S6区域に径30mm大の肝細胞癌と傍臍静脈の発達を認めた.また,頭部MRIにて大脳基底核の高信号化を認めた.肝細胞癌に対しては肝部分切除術を施行.同手術時に傍臍静脈を結紮した.約2年後,頭部MRI上の大脳基底核の高信号は改善した,本症例は門脈側副血行路の発達がその原因として強く関与していたことを示唆する興味ある症例と思われ報告した.

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