脳血管内治療
Online ISSN : 2424-1709
Print ISSN : 2423-9119
神戸宣言,その後:急性期脳梗塞に対する血管内治療の普及の取り組み 全国の報告
全国調査の結果:RESCUE-Japan Project 2016
髙木 俊範吉村 紳一坂井 信幸飯原 弘二大石 英則広畑 優松丸 祐司松本 康史山上 宏
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ジャーナル オープンアクセス 早期公開

論文ID: oa.2018-0003

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抄録

【目的】我が国においても,急性期脳主幹動脈閉塞症に対する血栓回収療法は,グレードA にて推奨されている.しかし我が国での治療実態に関する詳細な報告は存在しない.本研究の目的は,我が国での脳主幹動脈閉塞に対する血栓回収療法の実施状況を把握することである.【方法】日本脳神経血管内治療学会全会員を対象に,メールにてアンケートを送付し,結果を回収した.調査項目は2016 年1 月から12 月までの各施設の症例数および出張先での治療数とした.結果を集計し,都道府県別の人口当たりの治療件数と専門医数を計算した.【結果】専門医所属施設594 のうち,574 施設より回答を得た(96.6%).全治療症例数は7702 例であり,人口10 万人当たりの治療件数は6.06 件であった.1 例でも治療を行った,全治療施設数は596 であった.人口当たりの治療件数ならびに専門医数には地域格差が大きかった.【結論】全国アンケートにより悉皆性の高い調査が行えた.2016 年では人口10 万人当たりの治療数は6.06 件であり,今後の症例数の増加が望まれる.

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