日本農村医学会学術総会抄録集
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第54回日本農村医学会学術総会
セッションID: 1D09
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一般演題
写真付き在宅介護指導パンフレットの作成の試み
渋谷 不二子藤原 悦子横井 ちあき嵐田 聡子
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抄録

研究目的
視覚的表現(文字・配色への配慮・写真の活用など)を用いることで見やすい在宅指導パンフレットとなることを明らかにする。
研究方法
1.研究デザイン:調査研究
2.研究対象:4階第1看護室スタッフ及び在宅指導パンフレットにより指導を受けた介護者
3.研究期間:平成16年2月から9月
4.研究場所:4階第1病棟
5.方法
1)在宅指導パンフレットを作成する。
(1)全10項目を項目別に作成する。
(2)A4用紙を使用し、文字を大きく、字体は楷書体を用いる。
(3)写真を添付する。写真は被写体のサイズと配色に気をつけ、写真の脇に注釈を入れる。
(4)改定されたパンフレットは従来通り、項目ごとにページ別にして、在宅指導パンフレットに基づいて、個別に必要な項目をピックアップし、一冊に閉じて完成させる。
(5)左隅にパンチ穴を開け、紐を通し、ベットサイドに吊り下げて在宅でも活用されるような配慮・工夫を施す。
2)介護者へ在宅指導パンフレットを使用する。
3)パンフレットに関するアンケートを作成(使用前後同じ内容で用いる)し、無記名で4-1スタッフへ実施する。
4)指導を受けた介護者に対し、面接法にて在宅指導パンレットに関する聞き取り調査を行なう。
6.分析方法
パンフレットへの評価を基に、改善点及び今後の課題を見出す。
結果
1.写真付き在宅指導パンフレットを介護者5名に使用した結果、「写真の注釈が分かりやすい」「手順や写真が分かりやすい」「退院後も繰り返し見たい」という感想が聞かれた。
2.写真付き在宅指導パンフレットのスタッフへのアンケート調査結果、全体的に70.9%が「良い」、残る少数が「大体良い」という評価を得る事ができた。最も改善できた項目は複数回答で多い順から「写真」95.4%、「配色」63.6%、「文字」31.8%、「文章」22.7%であった。
結論
1.視覚的表現を用いることにより、高齢主介護者にとって見やすい在宅指導パンフレットになる。
2.写真付きの在宅指導パンフレットは、介護者の知識・技術の習得を円滑にする。

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© 2005 一般社団法人 日本農村医学会
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