日本農村医学会学術総会抄録集
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第60回日本農村医学会学術総会
セッションID: WS2-2
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「地域連携栄養ケア研究会」の地域支援への取り組み
石井 洋子佐藤 作杵淵 香純柳田 奈央子井沢 茂
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キーワード: 栄養管理, 地域連携
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抄録

「地域栄養ケア研究会」の地域支援への取り組み <背景>近年、地域連携に関する取り組みは各方面で推進されている。しかし、栄養管理に関しては、病院・介護保険施設等それぞれが独自に行っている。今回、同一保健所管内の東海大学付属病院、伊勢原協同病院、鶴巻温泉病院、秦野保健福祉事務所を中心に連携することの目的や運営方法について検討した。<BR> <目的および方法>ひとの生涯における栄養ケアの連携とそれに関わる者の教育・スキルアップを目的に平成22年6月に「地域栄養ケア研究会」を立ち上げた。そこで本研究会の運営とその活動の取り組みについて報告する。<BR> <結果>1)本会は2010年6月に発足、会員数92名で管理栄養士・栄養士の職域の内訳病院59名、介護保険施設8名、行政12名、地域活動6名、その他7名であった。2)今年度の活動方針を栄養士の情報共有化とした。各施設の栄養関連研修会開催情報を公開し、会員の参加を募り、スキルアップを図った。3)ワーキンググループ(WG)を構成し、会員からの仕事上の悩み相談窓口を開設した。4)栄養ケア連携推進のために、各施設の食形態の共有化に向け作業を開始した。<BR> <考察>本会は今年度設立2年目になるが、患者・利用者が連携された環境の中で受ける栄養ケアについては、同じ視点のもとでサービスの提供をすることができ、情報の共有化推進についての有用性が示唆された。<BR> 更に、一人で悩みながら働いている栄養士の現状があり、若手栄養士の育成とサポート体制を確立することは、この地域で不安なく働いていくことに繋がると考えられる。また在宅療養において、在宅栄養士への情報提供により社会復帰の支援を行っていきたい。地域における栄養支援体制構築のため、本会の更なる事業を展開して患者支援活動に繋げていきたいと考える。

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© 2011 一般社団法人 日本農村医学会
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