日本農芸化学会誌
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米より分離したBrevibacteriumの4新種と類縁属細菌との分類学的関係
穀類の微生物に関する研究第8報
駒形 和男飯塚 廣内野 忠治
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1964 年 38 巻 10 号 p. 503-508

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抄録

前報で報告したBrevibacterium Breedに属す4新種,すなわちBrev.testaceum, Brev. citreum, Brev. luteum,及びBrev. albidumと類縁性があると考えられる静気性,グラム陽性の無胞子桿菌のCorynebacterium Lehmann and Neumann, Arthrobacter Conn and Dimmick, Microbacterium Orla-Jensen, Propionibacterium Orla-Jensen, Cellulomonas Bergey et al. emend. Clark, Pseudobacterium Krassilnikov,及び胞子を失ったと考えられるBacillus Cohnと記載上の比較及びこれらの属の細菌13種14株について細胞形態,細胞の多形性,〓毛の様相,グラム染色性などの諸性質を比較した.その結果Corynebacterium, Arthrobacter, Mitrobacterium, Propionibacteriumなどに属する細菌は細胞の多形性あるいはmulticellularの細胞が見られ, CellulomonasArthrobacterに類縁性が考えられ, Bacillusは細胞形態や〓毛著生状態が前述の属の細菌と異なることを認めた.また, Brev, helvolum ATCC 11822及びBrev. ammoniagenes ATCC 6872にはmulticellularの細胞が認められた.著者らが報告した4新種はグラム陽性無胞子で,多形性を示さず, unicellularの細胞よりなり,運動性のあるものは特徴的な〓毛着生状態を示しBrevibacterium Breedのgeneric conceptに一致することを認めた.

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