農業経済研究
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研究動向
食品表示と消費者行動をめぐる実証的研究の動向
氏家 清和
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2016 年 88 巻 2 号 p. 156-171

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抄録

食品表示は,供給者と需要者の間の情報非対称性を軽減する有力な社会的装置である.本稿では,食品表示内容と消費者行動についての実証的研究について,英語論文を中心に表示対象と分析手法の2つの観点からレビューを行った.関連研究は膨大であり,採用されているアプローチ方法にも様々なものがある.そこでレビューに際しては論文データベースを利用し,主要な関連論文とそれらに対する被引用数を手掛かりに,研究対象や適用される方法論に対する学術的関心の変化を定量的に把握することを試みた.複雑な様相を呈する本研究課題を深耕するためには,研究対象の特徴に応じて,適切な分析手法を組み合わせて分析する姿勢が重要であるといえるだろう.

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© 2016 日本農業経済学会
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