国立のぞみの園紀要
Online ISSN : 2435-0494
重度障害者等包括支援の実施方法及び運営方法に関する研究
利用者および指定事業所を増やすための改善課題に着目して
古屋 和彦日詰 正文村岡 美幸古川 慎治
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2020 年 0 巻 13 号 p. 67-70

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抄録

本研究は,制度の仕組みが誕生してから 10 年以上が経過している重度障害者等包 括支援について,全国での利用実績が少なく,実施事業所の普及が進んでいない現状のなか, 現場で実際の支援を行っている事業所の担当者より,利用者および指定事業所を増やすための 改善課題等を抽出し,次期報酬改定の見直しのための基礎資料とすることを目的とした.方法 として,指定を受けている事業所を対象にアンケート調査形式でグループインタビューへの協 力の意向確認を行い,協力意向のあった事業所の担当職員の参加によるグループインタビュー を開催し聞き取り調査を実施した.この結果,重度障害者に暮らしやすい支援ができることな ど,制度の良い点が挙げられるとともに,対象条件の緩和や報酬改定の検討などの改善点が挙 げられた.考察として,①制度の内容,対象者像を分かりやすく解説したリーフレット,好事 例集等のツールを作成・活用して情報を広めること,②対象条件の緩和と報酬改定の検討を行 うことの2点が今後の課題と考えられた.

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© 2020 独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみの園
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