日本食品科学工学会誌
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技術論文
レモンバーム葉のラジカル消去活性に及ぼす乾燥温度の影響
柚木崎 千鶴子酒井 美穂小坂 妙子堂園 眞澄窄野 昌信福田 亘博
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2008 年 55 巻 6 号 p. 293-298

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抄録

レモンバーム葉のようなハーブ類の乾燥は,風乾によることが多いが,5~10日を要し2)天候にも左右されるため,機械乾燥も行われている.本研究では,レモンバーム葉のラジカル消去活性を保持するための最適な乾燥条件を見出すことを目的として,45,55,65℃で熱風乾燥試験を行なった.各温度の乾燥粉末から80%エタノール抽出液を調製し,DPPHラジカル消去活性,ポリフェノール含量およびロスマリン酸含量を測定した結果,いずれも45℃乾燥粉末で最も高い値を示した.また,乾燥粉末からの熱水抽出液も,DPPHラジカル消去活性を有しており,ロスマリン酸を含むポリフェノールが含まれることが確認された.乾燥温度別では45℃乾燥品が最も高いラジカル消去活性を示すことが明らかとなった.
以上のことから,高いラジカル消去活性を保持するためには,レモンバームをハーブティーとして加工する際の乾燥温度として,45℃が適切であることが示唆された.

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© 2008 日本食品科学工学会
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