日本食品科学工学会誌
Online ISSN : 1881-6681
Print ISSN : 1341-027X
ISSN-L : 1341-027X
研究ノート
挿入因子IS4Bsu1を利用したPCR法による市販納豆菌の識別
稲垣 秀一郎斎藤 彰芥川 浩志
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2008 年 55 巻 8 号 p. 389-392

詳細
抄録
(1) 市販納豆菌(宮城野株,成瀬株および高橋株)および自社納豆菌株KA-145から抽出したDNAを用いてIS4Bsu1をプローブにしてサザンブロット解析を行ったところ,HaeIIIで制限酵素処理した際に,成瀬株および高橋株に菌株特異的なバンドが検出された.
(2)iPCRおよびシークエンス解析により,成瀬株および高橋株に特異的に挿入されているIS4Bsu1コピーのゲノム領域を明らかにした.
(3)成瀬株および高橋株に特異的に挿入されている菌株特異的なIS4Bsu1コピーの近傍にプライマーを設計してPCRを行ったところ,成瀬株および高橋株を識別できた.また,成瀬株および高橋株を識別する2種のプライマーセット(NADおよびTAD)とKA-145株を判別するプライマーセット(KAD)を混合してPCR行い,宮城野株,成瀬株,高橋株およびKA-145株をマルチプレックスPCRによって識別できることを確認した.
著者関連情報
© 2008 日本食品科学工学会

この記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。
https://creativecommons.org/licenses/by-nc-sa/4.0/deed.ja
前の記事
feedback
Top