日本食品科学工学会誌
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高血圧自然発症ラットにおけるブルーベリー葉の血圧上昇抑制作用
松浦 靖金子 真緒平原 秀秋日高 史絵境田 博至甲斐 孝憲柚木崎 千鶴子窄野 昌信
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2013 年 60 巻 12 号 p. 689-694

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抄録

本実験では,BLおよびその熱水抽出物であるBLExのSHRにおける血圧上昇への影響を検討した.
BLおよびBLExをそれぞれ3%,1.5%飼料に添加し,3週間摂食させた結果,2週目以降,収縮期血圧は対照群に対し有意に低値を示し,BLおよびBLExによる血圧上昇抑制作用が認められた.
次にSephadex LH-20およびDiaion HP20SSカラムクロマトグラフィーによりBLExを5つの画分に分画し,ACE阻害成分をin vitroで評価した結果,プロアントシアニジン画分のIC50値は0.004mg/mLであり,画分の中で最も強くACEを阻害した.
なお,BLExから分画したプロアントシアニジン画分のSHRにおける血圧上昇への影響を検討した結果,2週目以降,収縮期血圧は対照群に対し有意に低値を示した.
これらの結果より,BLおよびBLExは血圧上昇抑制作用を有し,その活性成分の一つとしてプロアントシアニジンの関与が示唆された.
今後,ブルーベリー葉は血圧上昇抑制作用を有する新たな機能性食品として期待できる.

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© 2013 日本食品科学工学会
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