日本食品工業学会誌
Print ISSN : 0029-0394
メチルアミン類の扇形および薄層クロマトグラフィー
豊沢 功小倉 セイ
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1965 年 12 巻 2 号 p. 46-50

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抄録
扇形濾紙クロマトグラフィーおよび薄層クロマトグラフィーを用いて,モノメチルアミン(MMA),ジメチルアミン(DMA),トリメチルアミン(TMA)の分離,検出を試み,つぎの結果を得た。
扇形法による分離能は,一般の濾紙法よりも著しくすぐれており,とくにアセトン:6N塩酸(9:1),エタノール:濃塩酸(10:1) を用いた場合は良好な結果が得られる。この場合の検出可能最少量は,MMA 18μg,DMA, TMA 6μgであった。
シリカゲルGを吸着剤とした薄層クロマトグラフィーでは,水:酢酸(8:2),リン酸緩衝液(pH 5.3)が展開剤としてすぐれており,短時間でMMA, DMA 6μg, TMA 2μgの分離,検出が可能である。
またMMA, DMAをジニトロフェニル化した場合は,石油エーテル:エーテル(4:6),ベンゼン:ヘキサン(9:1),ベンゼンなどを展開剤として0.02μgの微量まで,分離,検出できる。
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