1984 年 31 巻 4 号 p. 278-280
(1)無塩豆味そはトコフェロールとは著しい相乗性を示した。そのうえ,フィチン酸及びアスコルビン酸との間にも弱いながらも相乗性が認められた。
(2)無塩豆味そ+トコフェロール系の混合製剤を調製し,その抗酸化力及び45℃,3ケ月間保存によるその効力の変化を測定した結果,トコフェロール:無塩豆味そ(2:8)区,トコフェロール:無塩豆味そ:アスコルビン酸(2:7:1)区の両者の抗酸化力は著しく強く,さらに両試料は45℃,3カ月間の保存によって抗酸化力は増大した。