日本食品工業学会誌
Print ISSN : 0029-0394
無塩豆味そを中心とした抗酸化剤の調製
油脂の安定性に及ぼすアミノ化合物の影響(第10報)
山口 直彦赤塚 慎一郎
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1984 年 31 巻 4 号 p. 278-280

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抄録

(1)無塩豆味そはトコフェロールとは著しい相乗性を示した。そのうえ,フィチン酸及びアスコルビン酸との間にも弱いながらも相乗性が認められた。
(2)無塩豆味そ+トコフェロール系の混合製剤を調製し,その抗酸化力及び45℃,3ケ月間保存によるその効力の変化を測定した結果,トコフェロール:無塩豆味そ(2:8)区,トコフェロール:無塩豆味そ:アスコルビン酸(2:7:1)区の両者の抗酸化力は著しく強く,さらに両試料は45℃,3カ月間の保存によって抗酸化力は増大した。

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© 社団法人 日本食品科学工学会
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