日本食品工業学会誌
Print ISSN : 0029-0394
イワシ肉タンパク質の紡糸
Mario PEREZ Won篠原 和毅関本 敬介野中 美智子早川 功大村 浩久
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1988 年 35 巻 7 号 p. 491-496

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抄録
イワシ肉からタンパク質を分離し試作装置を用いて紡糸試験を行ない次の成果を得た.
(1) ドープのタンパク質濃度は約3.5%が限度であった.
(2) ドープにはアルギン酸ナトリウムの添加が必要であり,タンパク質に対する割合は3:1~5:1で良好であった,一方タンパク質:NaOH比は10:1~20:1でずぐれた可紡性を示した.
(3) 凝固液は酸性が望ましいが,紡糸性のほか,糸の大きさ,強さ,弾性,タンパク質含量など製品の特性も凝固液のpHによりかなり変動した.
(4) 紡糸製品は含硫アミノ酸が多少不足気味であるほかは良好なアミノ酸組成を示した.本研究の一部は昭和58年度日本食品工業学会西日本支部大会(1983年12月3日,下関)において報告した.
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© 社団法人 日本食品科学工学会

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