日本食品科学工学会誌
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野菜非透析性抽出物がU-937ヒト白血病細胞の分化に与える影響
小堀 真珠子實山 安英津志田 藤二郎新本 洋士篠原 和毅
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1995 年 42 巻 1 号 p. 61-68

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抄録

ナス,ピーマン,キャベツ,シュンギク,インゲン,キュウリ,ネギの非透析性抽出物がU-937ヒト白血病細胞の分化に与える影響を検討した.各野菜類はPBSで抽出し80%硫安沈殿した後,透析して透析内液を凍結乾燥して用いた.得られた野菜抽出物はPBSに溶解した後,U-937細胞培養液中に加えて,5日間培養し,U-937細胞の形態及びマクロファージへの分化指標の一つである細胞表面抗原CD11b,CD36の発現量の変化を調べた.その結果,特にナス抽出物がU-937細胞を接着,伸展させ,マクロファージ様に形態変化させた.また,ナス,インゲン,キュウリ,ネギの抽出物はCD11bおよびCD36の発現量を共に増加させ,これらの抽出物がU-937細胞をマクロファージに分化させることが明らかとなった.

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