日本食品科学工学会誌
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スケトウダラの冷凍すり身をモデルとした超音波乾燥
中川 禎人山下 民治三浦 光
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1996 年 43 巻 4 号 p. 388-394

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抄録

超音波周波数19.5kHzの超音波乾燥装置を用いて,スケトウダラの冷凍すり身をモデルとして超音波の乾燥効果を検討した.
1) 空気流速度が大きくなるに従い,超音波非照射の場合は乾燥速度は直線的に増加したが,超音波照射の場合は直線的に増加した後,急激な増加を示した.
2) 超音波の音圧レベルが150dB(粒子速度1.50m/s)以上になると,超音波による乾燥効果が顕著になった.
3) 音圧レベルが155.5dB(粒子速度3.00m/s)における乾燥速度は,超音波非照射の場合と比べて最大で6倍(30℃),最小で2.5倍(50℃)であった.

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© 社団法人 日本食品科学工学会
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