雪印乳業株式会社技術研究所
1998 年 45 巻 7 号 p. 408-414
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プレーンヨーグルトの風味を成分分析値から予測するための手法としてのNNの有効性を検討した.その結果,最適条件下におけるNNによる予測精度は,PCRの予測精度を上回っており,従来の官能検査法に変わる新規な評価法を確立できる可能性が示唆された.NNの構造の分析を行った結果,ヨーグルトのまずさを特定の成分との関連で説明することは一部可能であることが明らかになった.一方,ヨーグルトのおいしさは,特定の成分によって生じるというよりも,複数成分のバランスの上に成立する総合感覚であることが明らかになった.
農産加工技術研究會誌
日本食品工業学会誌
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