農林水産省四国農業試験場
2000 年 47 巻 6 号 p. 424-430
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大麦・小麦粉から,抗菌ペプチドであるα,β-チオニンが塩酸によって抽出された.α,β-チオニンはペプシンでは分解されなかったが,トリプシンやキモトリプシンで分解され,部分分解ペプチドが生成された.コムギα-チオニンの分解ペプチドにさらにロイシンアミノペプチダーゼとカルボキシペプチダーゼAを作用させた結果,ほぼ完全に分解された.なお,シスチン残基が還元ピリジルエチル化修飾されたコムギα-チオニンは,ペプシンで分解された.
農産加工技術研究會誌
日本食品工業学会誌
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