日本食品科学工学会誌
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イオンクロマトグラフィによるギャバロン茶のγ-アミノ酪酸の定量法
中川 致之山田 嘉隆澤井 祐典
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2002 年 49 巻 3 号 p. 188-194

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抄録

茶業界において,着味茶,発色茶の鑑別のため使用されているIC法を利用して,ギャバロン茶のγ-アミノ酪酸を簡便に測定できる方法を開発した.
(1) この分析法は,測定域における,γ-アミノ酪酸濃度とピーク面積とのR2が0.999, 7回繰り返し時の測定値の変動係数が1.9%,γ-アミノ酪酸添加時の回収率が82~104%で,精度は高かった.
(2) 定量値は,慣行法によって得られる測定値と,よく一致した.
(3) プレカラムOPA誘導体化,内標準物質の添加,グラジエント分析や加温抽出,冷却,除タンニンの測定液調製の操作が不必要で簡便である.

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© 社団法人 日本食品科学工学会
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