日本食品科学工学会誌
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食品初期自動酸化の評価への極微弱化学発光法の適用
任 恵峰山口 伊作高瀬 長武福岡 正芳遠藤 英明林 哲仁
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2003 年 50 巻 4 号 p. 199-202

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抄録

(1) 油および食品から抽出した油のCL法による発光積分値は,PVとの間で良い相関を示した.
(2) 油を抽出せず,食品を細切してアセトン中に5分間浸漬した上澄をCL法で測定しても,PV値との相関性はほとんど変化しなかった.
(3) 一度も本法を適用したことの無い実試料の評価は困難であるが,工場における同一製品の品質管理や,流通過程において食品の品質を連続的に監視するには本改良CL法は有用である.

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© 社団法人 日本食品科学工学会
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