日大医学雑誌
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シンポジウム 「話題の感染症とその対策」
耐性菌時代の抗菌薬の使い方
―メチシリン耐性黄色ブドウ球菌を中心に―
須崎 愛
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2013 年 72 巻 3 号 p. 167-170

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抄録

多数の抗菌薬の開発にも関わらず,耐性菌による感染症は依然として臨床上の大きな問題になっています.中でもメチシリン耐性黄色ブドウ球菌 (Methicillin-Resistant Staphylococcus aureus: MRSA) は,耐性菌感染症の原因菌の大部分を占めています.MRSAの標準的な治療薬であるバンコマイシンの治療効果が低下してきている現在,限られた抗 MRSA 薬の特徴を十分に理解し,治療には最も適切な抗菌薬を選択することが求められます.

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© 2013 日本大学医学会
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