2015 年 52 巻 p. 21-26
大分高専では,全教室に電子掲示板を設置してクラス別に掲示が可能で,かつWake on LANによってク ラス別の電源管理が可能なシステムを自主開発し,2001年から2014年まで14年間の運用を行ってきた.長期運用によって,ハードウェア老朽化による故障やOSのサポート終了によるセキュリティレベルの低下などの問題点が生じてきた.そこで 2014年度後期に半年間かけて新システムの開発を行い,2015年度当初から運用を開始した.本紀要では,新システムの機能の改良内容,低コスト化の工夫と要したコスト,そして更新において発生した問題点とその対処法について報告する.