脳と発達
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短報
日本におけるvigabatrinの使用実態調査
大塚 頌子
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2011 年 43 巻 1 号 p. 61-64

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抄録

 日本におけるvigabatrin (VGB) の使用実態調査を行い, VGB服薬患者連絡会の19名と個人輸入の19名の実態を明らかにした. 内服開始時のてんかん分類は点頭てんかん9例, Lennox-Gastaut症候群3例, 症候性全般てんかん8例, 症候性部分てんかん11例, 潜因性部分てんかん5例, 乳児重症ミオクロニーてんかん2例であった. 現在も発作が抑制されている10例を含め, 38例中35例 (92.1%) に発作に対する有効性が継続していた. 開始年齢は個人輸入では19例中16例が6歳未満であった. 内服継続期間は2カ月の1例を除き15カ月から20年であった. 視野狭窄を1例に認めたが, 発作に対する効果が良好なため継続していた. 適切な使用法と副作用の管理体制の整備を条件に早期の導入が望まれる.

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© 2011 一般社団法人日本小児神経学会
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