脳と発達
Online ISSN : 1884-7668
Print ISSN : 0029-0831
ISSN-L : 0029-0831
原著論文
軽症胃腸炎に伴うけいれんに対するphenobarbital静注療法
高見 勇一伴 紘文
著者情報
ジャーナル フリー

2012 年 44 巻 6 号 p. 461-464

詳細
抄録

 【目的】2009年11月から2011年6月に当科を受診した軽症胃腸炎に伴うけいれん (CwG) に対するphenobarbital (PB) 静注投与の有効性を検討した.
 【方法】当院受診時, 単回発作の場合は原則無治療とし, 複数回発作が出現した症例にPB 10mg/kgを単回静注投与した.
 【結果】期間中, CwG 33例のうち24例にPBが静注された. 1例は単回発作後に, 残りは2~7回の発作後にPBが静注され, 発作は全例で終息した. 副作用は眠気が5例, そのうち2例にふらつきも見られたが, 一過性かつ軽度であった.
 【結論】PB静注投与はCwGに有効と考えられた. 嘔吐や下痢に関係なく投与できるため, CwGに有用な治療法と考えられた.

著者関連情報
© 2012 一般社団法人日本小児神経学会
前の記事 次の記事
feedback
Top