川崎医科大学附属川崎病院小児
川崎医科大学附属川崎病院病理
1978 年 10 巻 1 号 p. 79-85
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妊娠中にミノアレビアチン, コミタール, オスポロットを服用していたてんかんの母親から出生した多発奇形を有する1男児を報告した. 患児は生直後よりチアノーゼを示し, うっ血性心不全のため3ヵ月で死亡した. 剖検により二腔心, 肺動脈狭窄, 右側大動脈弓, 兎唇・口蓋裂, 指趾爪低形成などの多発奇形が認められた. 抗てんかん剤の催奇形性に関して文献的考察を行ない, 妊娠可能な婦人に対してtrimethadioneは絶対に投与すべきでないことを強調した.
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