1980 年 12 巻 2 号 p. 122-126
新生児, 乳児のCT (301例) を観察し, interhemispheric fissure, frontalおよびtemporal subdural spaceは生後5~7ヵ月に高頻度にみられるが, periventricular lucency (PLu) は新生児期に高頻度に認められた.PLuは生後しばらくして強く認められ, 髄鞘形成よりも限局性脳浮腫やその他の組織反応と関係深いと考えられる.CTは頭蓋内出血の部位診断に有用だが, false positiveに注意を要する.