脳と発達
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SSPEの免疫異常
ウイルスのM (matrix) 蛋白について
佐藤 猛小林 了安野 みどり内山 恒夫竹田 和正
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1981 年 13 巻 3 号 p. 184-188

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抄録

ウイルスを構成する種々のポリペプチドと, それに対応する抗体を新しく開発したelectrophoretic membrane transfer (EMT) 法により検索した.この方法は電気泳動したSDSポリアクリルアミドゲル内の蛋白分画をニトロセルロース膜に転写し, 抗血清で反応させた後, 125I protein Aで標識オートラジオグラィーを行なう.
(1) SSPEウイルスと麻疹ウイルスとにおける構成ポリペプチドのパターンに差はなく, M (matrix) 蛋白も両者に検出された.
(2) 2例のSSPE患者血清ではM蛋白に対する抗体だけが検出されなかった.一方, 他のウイルス構成ポリペプチドに対する抗体は総て証明された。

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© 日本小児小児神経学会
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