脳と発達
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新生仔低酸素症が脳組織発達におよぼす影響
第2編定量的組織学的研究
吉岡 博
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1983 年 15 巻 4 号 p. 328-337

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抄録

マウスにおいて, 新生仔低酸素症が小脳プルキンエ細胞および顆粒細胞数におよぼす影響を生後20日目に定量的組織学的手法をもちい, また大脳頭頂部皮質錐体細胞樹状突起の分岐・伸展におよぼす影響を生後20日目と60日目にGolgi-Cox法により定量的に検索した.
低酸素群ではプルキンエ細胞数顆粒細胞数ともに減少していた. そして錐体細胞突起の分岐・伸展も生後20日員では対照群に比し全体的に乏しく, 生後60日目にいたっても, 細胞体近位の突起についてはほぼ正常近くまで回復しているものの, 遠位では突起の分岐・伸展ともに不充分であった.

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© 日本小児小児神経学会
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