脳と発達
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10年以上経過した小児てんかん1,007例の予後
土屋 節子丸山 博丸山 和子福原 正和前田 令子兼松 幸子
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キーワード: 小児てんかん, 予後, 治療
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1985 年 17 巻 1 号 p. 23-28

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抄録

初診から10年以上経過した小児てんかん1,007例の予後をみた. 死亡51例 (5%) を除いた956例の予後は, 再発なく断薬できた良好群は43%, 過去5年以内に発作があり, 投与継続中の不良群は27%, 中間群は30%であった. 5年以上の発作消失率は71%, 断薬後の再発率は8%であった. 予後良好群の特徴は, 発作型では大発作・欠神発作・単純部分発作, 基礎神経疾患がない, 知能正常, 発作の持続期間が5年以内, 発作は10歳までに終了, 脳波のてんかん波は15歳までに消失するなどであった. 予後不良群の特徴は, 発作型ではレンノクス症候群・ミオクロニー発作・複雑部分発作, 基礎神経疾患や精神遅滞を合併するなどであった.

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© 日本小児小児神経学会
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