脳と発達
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嚥下困難児に対する口腔ネラトン法の試み
舟橋 満寿子中島 末美石原 昂西村 フサエ
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1985 年 17 巻 1 号 p. 3-9

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抄録

中枢神経疾患児で誤嚥・嚥下障害を呈する者に対し, 嚥下性肺炎の防止および栄養状態の改善を目的として, 我々の開発した口腔ネラトン法による嚥下訓練と食事指導を行った.
その結果,
(1) 経鼻経管栄養児は留置チューブを抜去でき咽頭培養で緑膿菌が消失した.
(2) 誤嚥検査で誤嚥現象の改善が50%にみられた.
(3) 年間発熱日数が減少し感染の重症化が防げた.
(4) 体重増加・栄養状態の改善がみられた.
(5) 摂食中の症状が改善し日常介護がしやすくなった.
以上誤嚥のある患児には試みてみるべき一方法であると思われる.

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© 日本小児小児神経学会
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