徳島大学医学部小児科
1985 年 17 巻 4 号 p. 314-317
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若年発症糖尿病の腓骨神経刺激による短潜時体性感覚誘発電位について検討した.若年発症糖尿病では末梢神経伝導速度, 脊髄内伝導速度およびN1を除く各成分波の身長1m当りの潜時が遅延していた.身長1m当りの頂点間潜時は正常児と差がなかった.誘発波の波形は正常児と差はなかった.個々の症例についてみると, 臨床的に神経学的徴候のない者でも短潜時体性感覚誘発電位に何らかの異常がみられるものがあり, 糖尿病に合併する神経障害の診断に有用であると思われた.
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