名古屋大学医学部神経内科
1985 年 17 巻 5 号 p. 460-462
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Duchenne型筋ジストロフィー症 (DMD) の歩行不能例の残存運動機能を正常児の歩行発達過程で獲得される運動機能と対比し, DMDの残存機能の臨床的意義を検討した. その結果正常児の歩行発達上生後9カ月までに獲得される運動機能が重要であり, stage VIIIという高度機能障害の時期でも「頸定」,「坐位」の2項目はかなり残存することが明らかとなった. DMDの最終残存機能のうち歩行機能獲得過程における早期の機能は保持されうると考えられた.
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