脳と発達
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SSPE: 経時的CT変化および磁気共鳴画像
稲田 浩服部 英司中嶋 靖潤岩村 千代田中 あけみ金 正義松岡 収村田 良輔井上 佑一
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キーワード: 亜急性硬化性全脳炎, CT
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1986 年 18 巻 3 号 p. 199-206

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抄録

SSPE 3症例の臨床経過およびCTの経時的変化について検討した.3例ともに臨床症状の著しい改善を示す時期をみとめ, 自然経過とも考えられるが, 治療, 特にinosiplexの効果が得られたと思われた.CT上, 基底核部などにみられたlow densityが可逆的に消失する現象が観察され, 一過性の炎症, 脱髄変化と考えられた.CT上脳萎縮の進行には可逆性はみとめられなかった.2例についてはMRIによる検索を行い, 頭頂後頭部, 前頭部の白質および基底核外側部にSE法でhigh intensity area, IR法でlow intensity areaがみとめられた.本法は S E 法とIR法を組み合わせることにより細かい局所所見の発見にCT以上に有用であると思われた.

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© 日本小児小児神経学会
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