脳と発達
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Phenytoinが胎仔発育に及ぼす影響に関する実験的研究
III. 生後の脳発育に及ぼす影響について
田中 和彦鳴戸 敏幸山本 尚西澤 嘉四郎立入 利晴奥村 啓子島田 司已
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1988 年 20 巻 5 号 p. 373-378

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抄録

Fetal hydantoin syndromeのモデルマウスを用い, 生後の神経学的発達を検討した. 50mg/kg投与群より出生した新生仔マウスにおいては対照群に比べ各原始反射の消退が1-2日遅れ, かつ各獲得反射の出現および完成時期に1-2日の遅れを認めた.髄鞘のマーカー酵素の一つである2', 3'-cyclic nucleotid3'-phosphohydrolase活性を測定したところ大脳および脳幹部のいずれにおいても実験群で同酵素活性の経週的増加に遅れがみられた. この生化学的結果は, 神経生理学的結果と相補的なものであった.

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© 日本小児小児神経学会
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