脳と発達
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甲状腺ホルモン欠乏状態が発達脳に及ぼす影響について: NMRs pectroscopyを用いた脳内代謝物の検討
杉江 秀夫鶴井 聡石川 明道松田 二三子杉江 陽子五十嵐 良雄藤瀬 裕
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1990 年 22 巻 2 号 p. 166-172

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抄録

31P, 1H-NMRspectroscopyを用いて, 甲状腺機能低下ラット (hypo) における脳内代謝物の検討を行った. in vivoでの31P spectrumではphosphocreatine (PCr)/ATP, PCr/Piの比がhypoで低い傾向がみられた.1Hでは, 約10種類のアミノ酸および乳酸, phosphocreatine, phosphomonoester, ATPなどが, 同定可能であった. hypoでは, GABA, NAA (N-acety laspartate), glutamateの低下, taurineの高値が認められた. NMR spectroscopyは, 脳における代謝を検討してゆく上で有用な方法であると考えられる.

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© 日本小児小児神経学会
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