脳と発達
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頭蓋内出血
竹内 豊
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1991 年 23 巻 2 号 p. 159-164

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抄録

脳室内出血の早期診断には, その発生頻度の高い極小未熟児群では常に出血を念頭に置いてルチーンな超音波診断 (US) を行う事が重要で, その結果危険因子の解明も進み脳室内出血の発生頻度も減少した. くも膜下出血や硬膜下出血, 実質内出血は比較的成熟した児に多くみられた。これらの症例は分娩時に難産の病歴を多く有していた. 最終的な診断はCTによったが注意深い観察を行うとUSにても診断できる症例が多かった.
頭蓋内出血の症状は中枢神経症状よりも非特異的な症状のことの方が多く, 常に出血を念頭に置いた検索が重要と考える.

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© 日本小児小児神経学会
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