脳と発達
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N-isopropyl-p-[123I]-iodoamphetamine SPECTによるてんかん病巣部位における局所脳血流の経時的変化
道廣 成実有泉 基水椎原 弘章江上 由里子佐賀 岳
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1992 年 24 巻 4 号 p. 335-341

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抄録

小児部分発作例にN-isopropyl-p-[123I]-iodoamphetamineによるSPECT検査を2回施行し, 病巣部位の血流動態の経時的変化について検討した. 初回検査での限局性血流低下域が正常化または狭小化した症例の多くは, 臨床発作は消失し脳波所見も正常化した.初回と2回目の血流低下域が移動した症例は良性部分てんかんであった. 2回のSPECT像で変化がみられなかった症例の多くは, 臨床発作や脳波異常が持続していた. これらのことから, 小児部分発作における局所脳血流の経時的変化をみることは, 治療の効果判定や中止時期を決める上において参考となり, しかもてんかん病巣の病態解明にも役立ち有用であると思われた.

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© 日本小児小児神経学会
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