脳と発達
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年齢依存性てんかん性脳症に対するロフラゼプ酸エチルの使用経験
大平 貴彦東 明正松田 一郎
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1993 年 25 巻 2 号 p. 180-183

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抄録

5例の年齢依存性てんかん性脳症に新しいベンゾジアゼピン系薬剤であるロフラゼプ酸エチルの使用を試み, 全ての症例において発作抑制の著明改善を認めた.1例は易興奮性, 不機嫌などの行動異常が出現したため, 2カ月で投与を中止した.全例, 投与開始時より眠気, ふらつきなどの副反応は見られず, また生化学的異常も認めなかった.ロフラゼプ酸エチルは, 他のベンゾジアゼピン系薬剤が無効かまたは有効であっても副反応の強い症例に対し副反応軽減を目的として使用してみる価値のある薬剤と考えられる.

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© 日本小児小児神経学会
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