脳と発達
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沖縄県における幼児期の重症心身障害児の障害の実態
特に障害の推定原因について
宮城 清美落合 靖男仲田 行克平安 京美高江洲 悦子
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1996 年 28 巻 6 号 p. 508-513

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抄録

沖縄県に在住する3歳から5歳まで (1987年4月3日~1990年4月2日出生) の大島分類1~4に相当する重症心身障害児63人について障害の推定原因, 障害の程度について調査した. 有病率は1.12/1,000であった. 障害の程度は大島分類の1に相当する者が28人 (44.4%有病率0.50/1,000) と最も多かった. 障害の推定原因は, 先天性要因20人 (31.7%), 周生期要因24人 (38.1%), 後天性要因9人 (14.3%), 時期不明10人 (15.9%) と周生期要因の占める割合が高かった.

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© 日本小児小児神経学会
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