横浜市立大学医学部浦舟病院小児科
1998 年 30 巻 1 号 p. 65-68
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突発性発疹症に不全片麻痺を伴った2例を経験した. MRI画像上, 1例は右レンズ核線状体動脈領域の虚血性病変が疑われ, もう1例は右側頭から後頭部にかけて皮質白質のT2延長所見, その部位に一致した脳表血管のガドリニウムによる造影効果が認められ, トロンビン-アンチトロンビンIII複合体の著明な上昇を認めた. 今回報告した2例からHHV-6に伴う中枢神経病変の一つに血管障害を基盤としたものが示唆された.
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