脳と発達
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ヒト胎児の聴覚系神経核の発達と神経細胞の形態学的多様性
蝸牛神経腹側核と内側上オリーブ核を中心に
奈良 隆寛後藤 昇浜野 晋一郎
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1999 年 31 巻 6 号 p. 525-530

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抄録

ヒト胎児の聴覚系神経核のニューロンの形態学的な発達について, 蝸牛神経腹側核と内側上オリーブ核を選んで計測学的に検討した.対象は16, 18, 21, 23, 27, 30, 33, 34, 35, 40胎週齢の10例の胎児脳および新生児脳と, 2カ月の乳児脳と63歳の成人脳の計12例である.神経核柱の長さや体積・神経細胞の大きさ・真円率・neuropil indexで神経核の発達について検討すると, 同じ聴覚系の核であるのに形態学的には異なる性状を示したが, 発達の様式としては18胎週齢と21胎週齢の間で核柱の体積・神経細胞の大きさ・真円率に大きな変化がみられた.

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© 日本小児小児神経学会
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