脳と発達
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健常児集団におけるToken testの得点分布について
学習障害診断のための基礎的検討
小枝 達也寺川 志奈子汐田 まどか
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2000 年 32 巻 1 号 p. 25-28

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抄録

学習障害の読字障害を診断するための基礎的な資料として, 健常学童集団におけるToken testの得点分布を示した.Token testを聴覚刺激提示 (読み聞かせる) と視覚刺激提示 (読字させる) の両方で実施し, 聴覚刺激提示で高得点, 視覚刺激提示で低得点, そして両方の得点に有意な解離が存在することが, 診断に必要であると考えられた.Token testを2つの刺激提示法で実施することは, 特異的読字障害 (specific reading disorder) の診断に簡便で有用な方法と考えられた.

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© 日本小児小児神経学会
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