東京都立神経病院脳神経外科
東京都立神経病院神経小児科
2000 年 32 巻 5 号 p. 395-400
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歳未満の乳幼児難治てんかん13例 (片側巨脳症8例, 限局性皮質異形成5例) に機能的半球切除術を施行した.手術後6カ月以上経過した11例 (6~54カ月, 平均26カ月) は, 5例が発作消失, 4例が90%以上の発作減少, 2例が50~90%の発作減少であった.片側巨脳症の3例でシャント手術が行われた.全例で術後の精神運動面での発達を認め, 発作消失した5例中3例で著明な発達改善を示した.機能的半球切除術は, 発作改善のみならず精神運動発達面でも有効であった.
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