脳と発達
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重症心身障害児・者に合併するてんかんの長期予後
林 優子花田 華名子堀内 伊作諸岡 美知子山磨 康子
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2001 年 33 巻 5 号 p. 416-420

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抄録

施設入所中の重症心身障害児・者のうち15歳以上の年長例117名について, 重症度別に20年間のてんかんの長期予後を検討した.てんかんの合併率は64.1%で大島1では85.0%に達し, 極めて高率であった.難治率は37.3%で, 知的障害が最重度の大島1, 2, 5で高かった.20年間の死亡例では, 生存例に比べ, てんかんの合併率には差がなかったが, 難治率は有意に高かった.長期経過中, 知的障害が最重度の群で, てんかん発作の存続や初発・再発がみられ注意が必要であった.活動性てんかん21名のてんかん分類は, 症候性局在関連性てんかんが81.0%を占めたが, 発作の頻度が多く経過中発作が存続していた例はWest症候群, Lennox-Gastaut症候群との関連が強かった.

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© 日本小児小児神経学会
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