脳と発達
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West症候群における体性感覚誘発電位の検討
城間 直秀福水 道郎須貝 研司佐々木 征行加我 牧子
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2004 年 36 巻 1 号 p. 45-48

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抄録
West症候群の患者17例において, 体性感覚誘発電位 (SEP) と臨床像, 発作予後との関連を比較検討した. 初回SEP無反応は7例で, このうち2回目のSEPで反応が得られたのは4例であった. 全例脳波所見の改善と関連し, 発作予後, 発達予後との関連は認めなかった. 今回の検討で, SEP, 短潜時体性感覚誘発電位 (SSEP) はてんかんの状態で変化し, 初回SEPが無反応でも必ずしも予後不良とは言えないことが示された.
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© 日本小児小児神経学会
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