脳と発達
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脳磁図と画像診断から見たてんかんの病態
渡辺 裕貴芳村 勝城白石 秀明
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2007 年 39 巻 3 号 p. 174-179

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抄録

脳磁図はてんかん棘波の発生源を等価電流双極子 (ECD) として表示することができる.てんかん棘波の大きさをあらわすECDの電流モーメントは症候性部分てんかんでは診断にかかわらず同様の値を示すが, 良性小児てんかん (BECT) の電流モーメントはそれらよりも明らかに大きく, また, 焦点内での分布にも特徴がある. MRI画像にみられる病変とECDとの位置関係にはそれぞれ特徴があり, 各病変がもつてんかん原性の強さを示していると考えられるため, 外科的な治療を考える上で参考となる.

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© 日本小児小児神経学会
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