脳と発達
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小児Guillain-Barré症候群の早期診断における電気生理学的検査の有用性について
水口 浩一星野 英紀阿部 裕一長澤 哲郎岡 明久保田 雅也
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2008 年 40 巻 6 号 p. 460-464

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抄録

小児Guillain-Barre症候群の早期診断, 病型診断における電気生理学的検査の有用性について検討した.対象は当院にて加療した5例 (1-8歳).電気生理学的検査は入院時と入院後1-2週間で行った.初回の運動神経伝導検査では5例中3例しか異常を認めなかったが, F波, 針筋電図を合わせ全例に異常を見い出せた.また, 初回検査での病型診断は脱髄型3例, 分類不能2例であったが, 追加検査では, 全例が脱髄型の診断基準を満たした.早期診断に電気生理学的検査は有効であり, 特に末梢神経に関する複数の検査を合わせることが, 早期診断への一助となった.また, 電気生理学的検査を経時的に行うことは正確な病型診断につながり経過, 合併症を予知する上で重要である.

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© 日本小児小児神経学会
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